導入事例
「芸術・文化遺産」3Dスキャナーで壊れた磁器の復元
![画像1:宋王朝の磁器](https://shining3d-inds.jp/wp-content/uploads/2019/05/981f44_26beff03b2de45b78baf815dcdd856f3_mv2.webp_-300x182.jpeg)
![画像2:EinScan Pro 2X Plusで宋王朝の磁器の破片をスキャンしている様子](https://shining3d-inds.jp/wp-content/uploads/2019/05/981f44_8f9b29007faa45e5a5ae10a7aa1f3f36_mv2.webp_-300x169.jpeg)
![宋王朝の磁器の破片の3Dデータ](https://shining3d-inds.jp/wp-content/uploads/2019/05/981f44_bba82d4a3b7d49fca0299f483904d85f_mv2.webp_-300x231.jpeg)
事例概要:
Zhang Fei 3D art studioは、中国の河南窯の磁器の修復に、EinScan Pro 2X Plus(※現在はEinScan Pro HDをご案内しています。)を使用しました。3Dスキャンによって取得された高精度データから、リバースエンジニアリング技術を利用して、残りの磁器の3Dデータを作成し、その後3Dプリンターで造形して、後処理など行い修復を行いました。
1.3Dスキャン
EinScan Pro 2X Plusは固定スキャンにも対応しており、専用三脚に固定し、磁器破片をターンテーブルの中央に配置してスキャンすることで、最高精度0.05mmでスキャンを行うことが可能です。
数回の自動スキャン後、磁器の点群データがEinScan Pro 2X Plusに付属のソフトウェアで徐々に形成されます。解像度が高いので、磁器の外観と断面の細かい部分もスキャンできます。スキャンが完了した後、点群データをソフトウェアでstl/objデータに変換することができます。
2.設計
スキャンしたデータをリバースエンジニアリング用ソフトにインポートし、磁器と修復部分の間の継目をうまくトリミングしたり、ブール演算で最終的な復元部分の精密なデータを作成します。
3.印刷と後処理
取得したモデリングデータを3Dプリンターで造形し、磁器の修復部分を造形する事に成功しました。
![3Dプリンターでの造形](https://shining3d-inds.jp/wp-content/uploads/2019/05/981f44_818257cf15a647b48edf4515e82a17c5_mv2.webp_-300x140.jpeg)
![造形された復元部分を後処理](https://shining3d-inds.jp/wp-content/uploads/2019/05/981f44_4c7bad0ba9d34f00a5f2ebde00d252e2_mv2.webp_-300x251.jpeg)
![復元された宋王朝の磁器](https://shining3d-inds.jp/wp-content/uploads/2019/05/981f44_d3f77b37f3c34f3dbbf17e58dd84b16e_mv2.webp_-300x225.jpeg)