導入事例

AR ・ VRエンターテイメント及びコンテンツの制作ーEinScan3Dスキャナーお客様事例

今回は、弊社⽇本3Dプリンター株式会社のお客様の中から、株式会社涌井クリエイティブ様の導⼊事例をご紹介させて頂きたいと思います。

株式会社涌井クリエイティブのワクイ様は、所属するAR ・ VR 業界で仮想現実のテクノロジーを使ったコンテンツやエンターテイメントにおけるアイディア段階から制作までの目的としてEinScan3Dスキャナーを導入し、またそれを活用して今までの3Dモデリングではどうしても包含できないアナログ的なタッチ、質感、空気感が魅力になっているようなモチーフを選択し、今回はEinScan3Dスキャナーで「土偶の作品」を行っていました。


EinScan3Dスキャナー導入後プロセスの変化とメリット

従来は3Dモデリングのアプリケーションによってモチーフやアイディアをゼロからモデリングを行い、最終的にテクスチャーを貼り付けますが、画面の中だけのゼロからの3 D モデリングでは、「手作り感」、「アナログ感」がどうしても表現できなかったです。重力、耐久性など現物の物理的な制約を超えてアーカイブすることができないため、AR・VRなどに転用しにくいこともありました。

EinScan3Dスキャナーを導入した後、ゼロベースからのモデリングではなく、EinScanを使用して実物から直接3Dデータ化するこで、モデリングの時間コストが大幅に節約されました。また、今までどうしても得にくいアナログ的なタッチ・質感を表現することができ、作品の魅力を感じられました。今回の土偶作品においてはEinScan3Dスキャナーによって重力、耐久性など現物の物理的な制約もクリアできて、そのまま作品としてAR や VR などに転用しやすいというメリットがございます。

そして、データの処理に使用しているソフトウェアZBrushで 、ダイナメッシュという機能を使って、自動的に穴を埋めています。ほとんどの箇所がスキャンできていたので、3Dモデリングで新たに作り足す必要はほとんどありませんでした。

3Dスキャンを行った後、Zbrushでデータの修正を行い、リダクション、UV展開を行い、テクチャーはSubstance Painterを使っています。これによってできた3DスキャンモデルとテクスチャーをSparkARというアプリケーションによってAR コンテンツを構築しました。

株式会社涌井クリエイティブのワクイアキラ様は「ARであればアニメーションやエッフェクトや音声をミックスできるので、「土偶」を1つのコンテンツジャンルとして考えると、様々な楽しみ方、見せ方の提案が可能です。今回の AR×T シャツのプロジェクトは EinScan3Dスキャナーでのスキャンデータをどのようにプロダクト化、ビジネス化できるかという可能性の探究から始まって成長して行ったプロジェクトです。」と語った。

画像1:土偶のスキャン中
スキャン中
画像2:土偶のスキャン結果
スキャン結果
画像3:土偶の最終作業
画像4:土偶の最終作業
最終作業

まとめ

株式会社涌井クリエイティブ様は、EinScan3Dスキャナーを導入することで、実物からそのままスキャンしてデータ化にして、ゼロからのモデリング時間コストが大幅に節約ができました。さらに、高精細なEinScan3Dスキャナーを活用して、従来製法で得られないデータのアナログ感も3Dスキャンによって実現され、AR・VRなど幅広い場所に転用できて、新たな作品表現の可能性や、ビジネスサービスのアイディアも生まれるのではないかと期待できます。


3Dスキャン技術今後の期待

株式会社涌井クリエイティブのワクイアキラ様は「Unreal Engine5の登場で、ハイポリゴンの表示というハードルが一気に下がったので、今後はスキャンデータをそのまま使った映像や、VRコンテンツを制作したいと考えております。

ミマキエンジニアリングやストラタシスのフルカラー3Dプリントサービスを活用したことがありますが、ハイポリゴンのポリペイントデータが出力できれば、UE5でのVRコンテンツ上のデータをそのままプリントできるというデータを両立させる流れができるので、取り組みとしてはフルカラープリンターの方に興味を持っております。プリンターでエンタテイメントやアートの領域で新たな試みができないかアイデアを考えてみたいと思っております。」と語った。