精密検査と品質管理に新たな基準を
OptimScan Q12は、SHINING 3Dが提供する最新鋭の固定式3Dスキャナーです。卓越したスキャン精度、高速なデータ取得、そして優れた安定性を兼ね備え、工業製品の精密検査、リバースエンジニアリング、品質管理など、幅広い分野でその性能を発揮します。コンパクトな設計でありながら、複雑な形状や微細なディテールも忠実に再現し、測定業務の効率化と高精度化に貢献します。
特徴
信頼性と高性能
OptimScan Q12は、4台の12.3メガピクセルカメラを搭載し、物体表面の複雑かつ微細な形状を高精度にスキャンすることができます。
強力なハードウェアモジュールと先進的なアルゴリズムを組み合わせることで、最大0.005mmという優れた精度を実現し、安定したスキャン結果を提供します。


切り替え可能なデュアルスキャン範囲
OptimScan Q12は、2つのスキャン範囲をワンクリックで切り替えられるため、レンズ交換やレンズ調整は必要ありません。
ラージレンジ:430 × 300 mm
スモールレンジ:160 ×110 mm
異なるレンジでスキャンしたデータをソフトウェア内でシームレスに統合できるため、効率とディテールの両方を確保できます。
単眼スキャン機能 (MSF)
2カメラを使用する通常のスキャンに加え、プロジェクターと1カメラのみでスキャンする単眼スキャン機能を搭載しました。複雑な部品の角や接合部などの奥まった部分をスキャンすることができ、より抜けの少ないデータを取得することが可能です。


豊富な露光調整と高速スキャン
内蔵デュアルチップ・コンピューティングモジュールにより、OptimScan Q12は高速な画像取得とデータ処理を実現します。1秒未満のワンショットスピードで、1200万ポイントの点群を高精度に取得します。
ワークフローをさらに効率化するため、Q12は自動露光機能を含む複数の露光モードを搭載しており、スキャン時間を大幅に短縮しながら、さまざまな表面特性に対して最適なスキャン結果を提供します。
複数のスキャン場面で活用可能
OptimScan Q12はマニュアル、半自動、自働化の3つのスキャンモードで使用可能です。半自動モードでは、固定三脚と最大20kgの荷重に対応するターンテーブルと組み合わせることで、1周ごとのスキャンを効率的に行うことができます。自働化を実施する際は協働ロボットと統合し、精密で反復的な検査タスクを実行できます。


自動検査ソリューション
OptimScan Q12は3D検査システムとシームレスに統合でき、スキャンからレポート生成までの完全に自動化されたワークフローを実現します。
ワークフロー:
- 1. スキャンパス設定
- 2. 自動3Dスキャン
- 3. 自動データ分析
- 4. 自動レポート生成
国際基準の高精度
Optimscan Q12はメトロジーシリーズとして、国際的な3Dスキャナーの規格であるVDI/VDE2634 Part2に基づいた、ISO17025施設での校正証書の発行が可能です。信頼できるトレーサビリティのとれた機器で検査プロセスを実行し、より高い効率と精度で品質管理を実施できます。

製品スペック
スキャン範囲 | ラージレンジ:430 × 300 mm / スモールレンジ:160 × 110 mm | |||
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精度 | ラージレンジ:0.015 mm / スモールレンジ:0.005 mm | |||
解像度 | ラージレンジ:0.1 mm / スモールレンジ:0.04 mm | |||
焦点距離 | ラージレンジ:590 mm / スモールレンジ:210 mm | |||
被写界深度 | ラージレンジ:300 mm / スモールレンジ:60 mm | |||
カメラ画素 | 12.3MP ×4 | |||
プロジェクター光源 | 青色LED | |||
本体寸法 | 366 × 162 × 132 mm | |||
重量 | 3.5kg | |||
認証 | CE, FCC, ROHS, WEEE, KC, FDA,UKCA, IP50, TELEC, TiSAX | |||
精度認証 | VDl/VDE 2634 Part2に基づく (ISO 17025認定施設にて) |