導入事例
「設計・産業分野」3Dスキャナーで自動車のカスタマイズ
背景
ここ数年間で、工業デザイン(リバースエンジニアリング)、三次元計測、3Dデータ、アート分野での活用、カスタマイズパーツ製作などの分野における3Dスキャナーの需要は、予想以上に大きなものとなっております。
特に今後訪れる5G時代では、データのやり取りの機会が現在以上に増加し、製品の開発や修正は、今まで以上にデータに基づいて行われることが予想されます。それに比例し3Dスキャナーの活躍の場も増えていくかと思います。
事例
今回はMBDesign Studioの例をご紹介します。
プロジェクト実施会社:MBDesign Studio
MBDesign Automotive Industrial Design Studioのブランドデザイナー兼ディレクターのLI ZHAOは、中国でワイドボディキットデザインの第一人者として知られており、ワイドボディの車両設計とエクステリアセットのカスタマイズを専門としています。
従来の工程:従来の自動車の設計や修正では、粘土が使用されていますが、コストが高く、長時間かかってしまします。
新しい3Dデジタル処理:MBDesign Studioは、EinScan 2x Pro Plus(※現在はEinScan Pro HDをご案内しています。)ハンドヘルドスキャンモードを使用することで、車の3Dデータを取り込むことで、
データ上での設計と修正を行うことで、コストと時間の削減を実現させました。
3Dスキャナー専用のマーカーを使用して、車のボディをスキャンします。データはEinScan 2X シリーズ付属のソフト、EXSCANによって生成されます。そこから、
データを3DCADソフトにインポートし、ボディーキットのデザイン設計を行っていきます。
3DCADデータは実際の3Dスキャンデータに基づいて作成及び検証されているため、従来の方法に比べて時間かけることなくデータの修正ができ、3Dデータを通してお客様とのコミュニケーションも容易に取ることができます。
MBDesign Stuido以外にも、この方法を使用してサービスを提供している会社様が増えております。
このように、3Dデータ化することにより従来のプロセスと比べコストや時間を削減することができるだけでなく、設計したものを3Dデータとして残すことができるのでお客様のニーズを即座に反映することが可能となります。